会社で働く際に掲げる目標の一つが、出世をしていくことで高い給料をもらいながら、安定職で働けるようになっていくというものでしょう。平社員から課長や部長などの管理職へと昇進していくことによって、大幅な昇給が望めます。それが一般的な会社であり、それが一つの魅力として認識されているのです。しかし、仕事に傾倒しているだけでは、昇進が難しいこともあります。
平社員から係長や課長といったランクへの最初の抜擢については、仕事をしているだけでも十分なことが多いです。そこからさらにステップアップをして行きたいと考えるのであれば、社内政治を行っていくことが必須になってくる職場がほとんどだといえます。人事に関して権力のある上司へうまくコネクションを作っていくことによって、自分のことを推薦してもらえる状況を作っていくことが昇進に必要です。そのために媚を売ったり、接待をしたりということが古くから行われてきました。しかし、そういったあからさまな行動は自制されるようになってきているのも事実です。接待を行ったことが指摘され、辞職に追い込まれることも多々あります。
しかし、お中元やお歳暮を送ったり大切な場面で褒め称えたりするなど、こまめな配慮を行っていくということは忘れてはならない基本事項として頭に入れておきましょう。あからさまな行動が取りづらい時代となったこともあり、そういった小さな努力を重ねていくことが社内政治の上では重要です。
《関連:社内政治を生き抜くには》