どのような会社にも決まってあるといえるのが、社内政治です。「人がいるところに政治あり」といえばそれまでですが、そもそもどうして争いは起こるのでしょうか。その具体的な事例を集めてみました。
まず最初に考えられるのが、社内に派閥があるケースです。人や会社によって、派閥ができる原因はさまざまといえます。違いが生まれると人はその違いを強調し、相手よりも優位であることを示したがる生き物のようです。次に、出世競争や権力争いによって起こるケースです。同期入社の同僚には負けたくない・年下の人間が先に出世するのが赦せないなど、相手を敵対視する理由には事欠きません。これらが社内政治の起こる原因ですが、ではどういった影響が考えられるでしょう。
そもそも、社内政治が良いことであれば問題視する必要はありません。足の引っ張り合いが頻繁に行われることは、大きなデメリットといえます。自分が相手よりできるようになるのではなく、相手を自分の立場まで引き摺り下ろそうとするわけです。さらには、勝ち馬に乗ってご機嫌取りをする部下も生まれてきます。こうなると、仕事の成果よりもいかに昇進する上司の下につき、ゴマをするかが大事になってしまいます。結果として、仕事本来の目的を見失ってしまうのです。
しかし、その半面メリットもあります。お互い競い合うことで、より良い成果を発揮することがあるという点です。こちらは、健全な競争意識だといえるでしょう。